09_感染症 免疫抑制剤服用患者における動眼神経麻痺を伴う眼部帯状疱疹に対するアメナメビル治療後の無菌性髄膜炎(症例報告; J Infect Chemother. 2023) 水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)は、一般に小児の一次感染として水痘を引き起こし、その後、脳神経、後根神経節、自律神経節に潜伏感染します。ストレス環境への曝露や加齢などによりVZV特異的T細胞免疫が低下すると、VZVの再活性化が起こることが… 2024.12.25 09_感染症
07_腎・泌尿器系 女性の尿失禁に対する治療的骨盤ヨガ・プログラムと身体コンディショニング・プログラムの有効性(RCT; Ann Intern Med. 2024) 骨盤底筋ヨガは女性の尿失禁(UI)の補完的治療戦略として推奨されていますが、その有効性に関するエビデンスは不足しています。そこで今回は、女性の尿失禁に対する治療的骨盤底筋ヨガプログラムと非特異的身体調整プログラムの効果を評価することを目的… 2024.12.24 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 プロトンポンプ阻害薬の使用と腎機能悪化との関連性は?(レトロスペクティブコホート研究; J Gen Intern Med. 2024) プロトンポンプ阻害薬(PPI)の使用が腎機能悪化に及ぼす影響については議論があり、確かな病態生理学的説明がありません。そこで今回は、PPI投与開始患者における腎機能悪化および急性腎障害(AKI)のリスクをH2受容体遮断薬投与開始患者と比較… 2024.12.23 07_腎・泌尿器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 日本における帯状疱疹患者に対するアメナメビルの実際の安全性と有効性(市販後観察研究; REWARD試験; J Dermatol. 2023) ヘリカーゼ・プライマーゼ阻害薬であるアメナメビル(AMNV)は、2017年に日本で帯状疱疹の適応で承認されました。腎機能によらず使用できることから、特に高齢者に使用しやすいのが特徴です。一方、比較的新しい薬剤であることから有効性・安全性の… 2024.12.22 08_炎症・免疫・アレルギー系
05_内分泌代謝系 高齢者における血糖降下薬は何が良いのか?(RCTのネットワークメタ解析; Age Ageing. 2024) 2型糖尿病(T2DM)への罹患は高齢者においてますます増加しています。血糖コントロールのために糖尿病治療薬が多く上市され臨床で使用されていますが、それぞれのリスクベネフィットについては充分に比較検証されていません。そこで今回は、この特定の… 2024.12.21 05_内分泌代謝系
04_相互作用、薬物相互作用 重症患者におけるプロトンポンプ阻害薬とQT間隔延長の関連性はどのくらい?(データベース研究; Cardiovasc Drugs Ther. 2024) プロトンポンプ阻害薬とQT延長との関連性は?薬剤性QT間隔延長は、生命を脅かす多形性心室頻拍(torsade de pointes)に関連することが報告されています。プロトンポンプ阻害薬(PPI)は入院患者に広く処方されており、PPIによる... 2024.12.20 04_相互作用、薬物相互作用
01_中枢神経系 臨床的徴候 「頭部回転サイン 」と 「Neucop-Q 」の簡易質問はアミロイドβ病理を予測できるか?(Alzheimers Res Ther. 2024) 人類の寿命は伸びていますが、これに伴いアルツハイマー型などの認知症発症リスクが増加しています。認知機能検査は多岐にわたり、煩雑でありことから、より簡便にスクリーニングできる方法が求められています。そこで今回は、アルツハイマー病(AD)の病… 2024.12.19 01_中枢神経系
02_循環器系 一次予防における目標達成および主要有害心血管イベントの予測因子としての脂質低下療法の強度とアドヒアランスとの関連性は?(観察研究; Am Heart J. 2024) 日常診療における動脈硬化性心血管病(ASCVD)の一次予防のための脂質低下療法(LLT)の有効性は、治療強度とアドヒアランスに左右される可能性があるものの、充分に検証されていません。そこで今回は、2017~2021年にスウェーデンのストッ… 2024.12.18 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 抗リン脂質抗体陽性者における血栓塞栓イベント予防のための低用量アスピリンの効果は?(SR&MA; Thromb Res. 2024) 抗リン脂質抗体(Anti-Phospholipid Antibodies, aPL)は、体内のリン脂質や関連タンパク質に対する自己抗体で、血液凝固に影響を与えることがあります。特に抗リン脂質抗体症候群(APS)や全身性エリテマトーデス(S… 2024.12.17 02_循環器系
13_悪性腫瘍 前立腺癌スクリーニングにおける磁気共鳴画像法の有効性は?(SR&MA; JAMA Oncol. 2024) 前立腺磁気共鳴画像法(MRI)は、前立腺癌(PCa)の早期発見経路に組み込まれつつありますが、その有効性については充分に検証されていません。そこで今回は、標的生検を伴うMRIを組み込んだスクリーニング経路に関する既存のエビデンスを系統的に… 2024.12.16 13_悪性腫瘍
未分類 COVID-19と不活化インフルエンザワクチンの同時接種と連続接種の安全性は?(RCT; JAMA Netw Open. 2024) COVID-19とインフルエンザワクチンの同時投与の安全性に関するランダム化比較試験データは限られています。そこで今回は、メッセンジャーRNA(mRNA)COVID-19ワクチンと4価不活化インフルエンザワクチン(quadrivalent… 2024.12.15 未分類
12_血液・造血器系 静脈血栓塞栓症後にNSAIDsと抗凝固薬を併用した場合の出血リスクはどのくらい?(コホート研究; Eur Heart J. 2024) 経口抗凝固薬とNSAIDsを併用すると?静脈血栓塞栓症(VTE)に対して経口抗凝固薬による治療を受けている患者において、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用した場合の出血リスクは依然として不明です。そこで今回は、2012年1月1日か... 2024.12.14 12_血液・造血器系
03_呼吸器系 がんと急性低リスク肺塞栓症患者におけるリバーロキサバンの18ヵ月投与と6ヵ月投与の比較(Open-RCT; ONCO PE試験; Circulation. 2024) リバーロキサバンの最適な投与期間は?癌と急性低リスク肺塞栓症(PE)患者に対する抗凝固療法の最適期間は臨床的に重要ですが、エビデンスは不足しています。抗凝固療法の延長は血栓性イベントの予防に有益である可能性がありものの、出血のリスクを増加さ... 2024.12.13 03_呼吸器系
01_ワクチン vaccine 米国におけるHPV感染ハイリスクの26歳以上の人口集団へのワクチン接種拡大の費用対効果は?(費用対効果分析; Ann Intern Med. 2024) HPVワクチン接種による効果が高い年齢層は?2019年6月、米国の予防接種実施諮問委員会( the U.S. Advisory Committee on Immunization Practices)は、27歳から45歳の男女(以下「中成人... 2024.12.12 01_ワクチン vaccine09_感染症
00_その他 医療用医薬品添付文書における新生児、乳児、幼児、小児の定義は? 添付文書では、成人や小児、高齢者のように年齢区分を用いない表記があります。患者ごとに日常生活動作(ADL, Activities of Daily Living)や体重、体格などが異なることから、これらを踏まえると、必ずしも年齢で区分でき… 2024.12.11 00_その他
07_腎・泌尿器系 長期療養を要する高齢者の骨粗鬆症に対するデノスマブの有効性は?(RCT; J Am Geriatr Soc. 2024) 骨折リスクの高い長期療養患者に対するデノスマブの効果はどのくらい?長期療養(long-term care, LTC)では、股関節骨折や椎体骨折の発生率が地域住民の8倍であることが報告されています。骨粗鬆症治療が広く利用可能であるにもかかわら... 2024.12.10 07_腎・泌尿器系
02_循環器系 急性心筋梗塞におけるコルヒチンの有効性は?(RCT; CLEAR試験; N Engl J Med. 2024) 炎症は心血管系の有害事象と関連していることが知られています。コルヒチンは心血管イベントのリスクを減少させることが最近の試験から示唆されていますが、急性心筋梗塞患者については充分に検証されていません。そこで今回は、2×2の要因デザインを用い… 2024.12.09 02_循環器系
05_内分泌代謝系 血漿オメガ-6およびオメガ-3脂肪酸と全がん及び19の部位特異的がんとの関連性は?(集団ベースのコホート研究; Int J Cancer. 2024) 多価不飽和脂肪酸(polyunsaturated fatty acids, PUFA)とがん罹患率との関連に関するこれまでの疫学研究には一貫性がなく、リスクを低減する場合とリスクを増加させる場合ともに報告されています。そこで今回は、血漿中… 2024.12.08 05_内分泌代謝系13_悪性腫瘍
08_炎症・免疫・アレルギー系 アレルギー予防のための早期ピーナッツ導入の効果は?(青年期までの追跡調査; ITN070AD試験; NEJM Evid. 2024) アレルギー予防のための早期ピーナッツ導入の有効性は?ランダム化比較試験により、乳児期から5歳までのピーナッツ摂取がピーナッツアレルギーの発症を予防することが証明されています。この試験の延長試験では、1年間ピーナッツを摂取しなくても効果が持続... 2024.12.07 08_炎症・免疫・アレルギー系
13_悪性腫瘍 がん治療中の症状モニタリングに関する患者日誌は有効か?(RCTの追跡調査; JAMA. 2017) 進行がんの治療を受けている患者には症状がよくみられますが、臨床医が発見できないことが約半分もあることが知られています。患者報告アウトカム(PRO)をルーチンのがん診療に組み込んで症状モニタリングを行うことに関心が高まっている一方で、臨床的… 2024.12.06 13_悪性腫瘍