02_循環器系 心血管イベント発生率に対するアトルバスタチンの長期的有用性は?(ASCOT-Legacy 20年追跡調査; Heart. 2025) Anglo-Scandinavian Cardiac Outcomes Trial(ASCOT)試験は、19,342人のCV疾患の3つの付加的危険因子を有する高血圧被験者-ASCOT血圧降下群(BPLA)-を対象に2つの異なる血圧降下戦略… 2025.04.10 02_循環器系05_内分泌代謝系
40_AI 診断における生成AI vs. 医師(SR&MA; NPJ Digit Med. 2025) 生成型人工知能(AI)は医療診断における可能性を示しているが、その診断性能の包括的な評価や医師との比較は、これまで広く検討されていません。そこで今回は、2018年6月~2024年6月に発表された”診断タスクに対する生成AIモデルの検証研究… 2025.04.09 40_AI
02_循環器系 がん関連静脈血栓塞栓症に対するアピキサバンの減量延長療法の効果は?(DB-RCT; API-CAT試験; N Engl J Med. 2025) 活動性癌と静脈血栓塞栓症に対する最適な抗凝固療法とは?活動性癌と静脈血栓塞栓症において、経口抗凝固薬の減量による延長治療が血栓塞栓症の再発予防と出血の減少に有効であるかどうかは不明です。そこで今回は、活動性がんと近位深部静脈血栓症または肺塞... 2025.04.08 02_循環器系13_悪性腫瘍
02_循環器系 起立性高血圧と集中的血圧治療との関連性は?(個人レベルのメタ解析; BMJ. 2025) 起立性高血圧は、立ち上がった後に血圧が上昇する病態であり、心血管疾患、脳卒中、腎臓病、認知障害など、さまざまな健康被害を引き起こす新たな危険因子です。また、起立性高血圧は、高齢者の全死亡率の重要な予測因子でもあるようです。個々のコホート研… 2025.04.07 02_循環器系
07_腎・泌尿器系 高齢心不全患者におけるトラセミドとフロセミドの有効性と安全性の比較(後向き研究; Pharmacoepidemiol Drug Saf. 2025) 心不全に対して一般的に使用されているループ利尿薬の実臨床における有効性と安全性の比較に関するエビデンスはまちまちであり、特に有害転帰のリスクが高い高齢者においてはその傾向が顕著です。そこで今回は、トラセミド(トルセミド)とフロセミドの転帰… 2025.04.06 07_腎・泌尿器系
02_循環器系 高リスク2型糖尿病における経口セマグルチドと心血管アウトカムとの関連性は?(DB-RCT; SOUL試験; New Eng J Med 2025) グルカゴン様ペプチド1受容体作動薬(GLP-1 RA)である経口セマグルチドの心血管安全性は、2型糖尿病で心血管リスクの高い患者において確立されています。しかし、2型糖尿病とアテローム性動脈硬化性心血管疾患、慢性腎臓病、またはその両方を有… 2025.04.05 02_循環器系05_内分泌代謝系
未分類 2型糖尿病患者におけるグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬と自殺リスクとの関連性(コホート研究; BMJ. 2025) グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬の使用と自殺念慮および自傷行為との関連を示す最近の報告は、大きな懸念を引き起こしています。この安全性の問題の可能性に関する最初のシグナルは、2023年7月にアイスランド医薬品庁から発せられ… 2025.04.04 未分類
02_循環器系 JAK阻害剤に関連する主要心血管有害事象はどのくらい?(不均衡分析; Drug Saf. 2025) JAK阻害薬と心血管イベントとの関連性は?関節リウマチ(RA)の治療にはヤヌスキナーゼ阻害薬(JAKis)と抗腫瘍壊死因子α薬(抗TNFα薬)が一般的に使用されていますが、これらの薬剤の心血管安全性プロファイルは不明な点が多く、充分に検証さ... 2025.04.03 02_循環器系08_炎症・免疫・アレルギー系
02_循環器系 血栓後症候群患者における静脈ステント血栓症予防のためのアスピリン+リバーロキサバン vs. リバーロキサバン単独(Open-RCT; ARIVA試験; Circulation. 2025) 血栓後症候群患者において、腸大腿静脈または下大静脈のステント再疎通は静脈の開存性を回復し、機能的転帰を改善します。一方、ステント血栓症のリスクはステント留置後6ヵ月間に特に増加することが知られています。このリスク低減のために二重抗血小板薬… 2025.04.02 02_循環器系12_血液・造血器系
01_中枢神経系 慢性不眠症に対する催眠薬の切り替えや処方中止のための診療ガイドライン(系統的レビュー; Sleep Med. 2025) 現在のガイドラインでは、慢性不眠症の第一選択治療として不眠症の認知行動療法(CBT-I)が推奨されています。欧州の不眠症治療ガイドラインで推奨されている薬理学的治療薬には、短・中作用ベンゾジアゼピンや「Z-drugs」(エスゾピクロン、ザ… 2025.04.01 01_中枢神経系
00_その他 ICUまたは入院と慢性疾患治療薬の意図しない中止との関連性(集団ベースのコホート研究; JAMA. 2011) 急性期病院を退院した患者は、慢性疾患のために処方された薬剤を意図せずに中止する危険性があります。また、集中治療室(ICU)では、急性期イベントが重視され、ケアの移行が複数回行われるため、リスクがさらに高くなる可能性があります。しかし、これ… 2025.03.31 00_その他
20_妊婦 切迫早産に対するアトシバンの効果はどのくらい?(DB-RCT; APOSTEL 8; Lancet. 2025) 国際的なガイドラインでは、切迫早産の治療薬として強心薬が推奨されています。オキシトシン受容体拮抗薬であるアトシバン(Atosiban)は、特に切迫早産の治療に適応のあるトコライティック薬(子宮収縮抑制薬)として登録されています。オキシトシ… 2025.03.30 20_妊婦
02_循環器系 末梢動脈疾患における在宅運動の効果はどのくらい?(RCT; LITE試験; Am J Cardiol. 2025) 末梢動脈疾患(peripheral artery disease, PAD)患者における特徴的な症状の一つに”間欠性跛行”があげられます。これに対して、定期的な歩行運動が効果的であることが報告されていますが、患者報告アウトカムに対する影響… 2025.03.29 02_循環器系
02_循環器系 GLP-1受容体作動薬を投与されたCKD患者の腎臓および心血管アウトカム(RCTのSR&MA; Am J Kidney Dis. 2025) グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬は、糖尿病患者における心臓および腎臓の転帰を改善しますが、推算糸球体濾過量(eGFR)が低下している患者における有効性は不明です。そこで今回は、慢性腎臓病(CKD)患者において、GLP-1… 2025.03.28 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
04_相互作用、薬物相互作用 グレープフルーツジュースが阻害するのは腸CYP3A4だけではない?(in vivo試験; J Clin Pharmacol. 2003) グレープフルーツジュースはCYP3A4を阻害する代表的な嗜好品の一つです。単回投与した場合の影響度は以下の表のとおりです。一般的な量のグレープフルーツジュース(GFJ)の摂取は、いくつかのCYP3A4基質の経口バイオアベイラビリティを増加… 2025.03.27 04_相互作用、薬物相互作用
02_循環器系 ARNIの腎安全性と有効性はどのくらい?(RCTのメタ解析; J Clin Pharm Ther. 2020) アンジオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬(ARNi)療法は心血管系の転帰を改善することがProspective Comparison of ARNi with angiotensin-converting enzyme inhibit… 2025.03.26 02_循環器系07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 セマグルチド使用と非動脈炎性前部虚血性視神経症のリスク(コホート研究; Diabetes Obes Metab. 2025) GLP-1受容体作動薬、特にセマグルチド(商品名:オゼンピック、ウゴービ)について、非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)との関連性が指摘されています。NAIONは、視神経への血流障害により、痛みを伴わず突然の視力低下を引き起こす疾… 2025.03.25 05_内分泌代謝系10_眼関連疾患
05_内分泌代謝系 2型糖尿病におけるフィネレノンの有効性と安全性は?(プール解析; Diabetes Care. 2025) 心不全や慢性腎臓病を有する2型糖尿病に対してフィネレノンは有効か?2型糖尿病(T2D)と慢性腎臓病(CKD)または軽度の駆出率低下(HFmrEF)または駆出率維持(HFpEF)を伴う心不全(HF)を有する患者において、非ステロイド性ミネラル... 2025.03.24 05_内分泌代謝系
09_感染症 COVID-19とインフルエンザの臨床的特徴の相違とは?(SR&MA; NPJ Prim Care Respir Med. 2025) COVID-19とインフルエンザの臨床的特徴に違いはあるのか?コロナウイルス疾患2019(COVID-19)の流行は世界の保健システムに大きな課題をもたらしていますが、インフルエンザも依然として無視できない問題です。両感染症の臨床的特徴は類... 2025.03.23 09_感染症
05_内分泌代謝系 日本人肥満症患者を対象とした週1回投与チルゼパチドの有効性と安全性は?(DB-RCT; SURMOUNT-J; Lancet Diabetes Endocrinol. 2025) アジア人の肥満症患者におけるチルゼパチドのデータは限られています。そこで今回は、日本肥満学会が定義する日本人肥満症患者(BMI25kg/m2以上で脂肪蓄積過多)に対するチルゼパチドの治療薬としての理解を深めることを目的とした二重盲検ランダ… 2025.03.22 05_内分泌代謝系