20_妊婦 未経産女性の吸引補助分娩における外側会陰切開の効果は?(RCT; EVA試験; BMJ. 2024) 便失禁の主原因として、経膣分娩に伴う肛門括約筋裂傷が重要視されています。1993年の報告では、産後6週間時点での便失禁は、初産婦の場合10%、経産婦の場合23%であることが明らかとなっています。肛門括約筋裂傷がある場合、分娩直後から肛門失… 2024.06.27 20_妊婦
05_内分泌代謝系 妊娠糖尿病後の糖尿病および高血糖のリスクを軽減するための薬理学的および生活習慣的介入の有効性はどのくらい?(SR&MA; Diabet Med. 2024) 現在または過去に妊娠糖尿病(GDM)を発症した女性において、産後に高血糖や2型糖尿病(T2DM)を予防または遅延させるための介入の有効性をよりよく理解するために、利用可能なエビデンスを統合することが求められています。そこで今回は、GDM後… 2024.06.26 05_内分泌代謝系20_妊婦
02_循環器系 急性心筋梗塞後のアポリポ蛋白A1輸注と心血管アウトカムとの関連性は?(DB-RCT; AEGIS-II試験; N Engl J Med. 2024) 急性心筋梗塞後には心血管イベントの再発しやすさが報告されており、高比重リポ蛋白の主要蛋白であるアポリポ蛋白A1を介するコレステロール排出能の低下は、心血管イベントのリスク上昇と関連していることも報告されています。CSL112は血漿由来のヒ… 2024.06.25 02_循環器系05_内分泌代謝系
07_腎・泌尿器系 急性臓器障害を有する重症患者に対するダパグリフロジンの効果は?(Open-RCT; DEFENDER試験; JAMA . 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT-2)阻害薬は2型糖尿病、心不全、慢性腎臓病患者の転帰を改善しますが、臓器不全を有する重症患者の転帰に対する効果は不明です。そこで今回は、SGLT-2阻害薬であるダパグリフロジンを標準的な集中治療… 2024.06.24 07_腎・泌尿器系
01_中枢神経系 心房細動患者における認知症発生率と直接経口抗凝固薬の使用との関連性は?(コホート研究; Neurology. 2024) DOAC使用は認知症の発症リスクの低減と関連しているのか?認知症の危険因子である心房細動(AF)の発生率および有病率は長期的に増加しています。経口抗凝固療法は、心房細動による脳卒中やその他の悪い転帰のリスクを減少させ、認知症の健康格差を縮小... 2024.06.23 01_中枢神経系02_循環器系
01_ワクチン vaccine COVID-19ワクチンの副作用と長期中和抗体反応との関連性は?(前向きコホート研究; Ann Intern Med. 2024) SARS-CoV-2ワクチン接種をためらう理由としては、副反応への懸念が一般的です。ワクチン接種後に発現する副反応は、免疫反応の一部として理解されており、中和抗体反応との関連性が示唆されています。発熱、疲労、筋肉痛、関節痛などの全身反応は… 2024.06.22 01_ワクチン vaccine09_感染症
02_循環器系 自然発症頸部動脈解離における抗凝固療法 vs. 抗血小板薬(SR&MA; Stroke. 2024) 観察的抗血栓療法の比較評価を行ったSTOP-CAD(Stroke Prevention in Cervical Artery Dissection:頸部動脈解離における脳卒中予防)試験では、世界16ヵ国63施設から得られたデータ(n=3,… 2024.06.21 02_循環器系12_血液・造血器系
00_その他 アルコールによる手指消毒は手袋をはめたままでも良いですか?(RCT; Infect Control Hosp Epidemiol. 2024) 手袋着用時の手指衛生のゴールドスタンダードでは、手袋を外して手指衛生を行い、新しい手袋を着用する必要があるとされています(WHO:Five moments for hand hygiene)。アルコールをベースとした手指消毒剤(ABHR)… 2024.06.20 00_その他
05_内分泌代謝系 SGLT-2阻害薬による主要な心血管有害転帰リスク低減効果は様々な患者集団でも示されるのか?(SMART-C共同メタ解析; Circulation. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT2i)は心不全および腎臓関連の転帰を一貫して改善しますが、さまざまな患者集団における主要有害心血管イベント(MACE)に対する効果はあまり明らかとなっていません。そこで今回は、3つの患者集… 2024.06.19 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 混合型高脂血症に対するANGPTL3を標的とするRNAi治療薬ゾダシランの効果は?(DB-RCT; ARCHES-2試験; N Engl J Med. 2024) アンギオポエチン様3(ANGPTL3)は、リポ蛋白および内皮リパーゼを阻害し、トリグリセリドに富むリポ蛋白残渣の肝への取り込みを阻害します。ANGPTL3欠損機能保有者は、非保有者に比べて、トリグリセリド、低比重リポ蛋白(LDL)コレステ… 2024.06.18 05_内分泌代謝系
02_循環器系 急性脳虚血におけるスタチン投与は早い方が良い?即時投与開始 vs. 4日後投与開始(DB-RCT; INSPIRES試験; JAMA Neurol. 2024) アテローム性動脈硬化症による急性軽症虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作(TIA)患者における二次的脳卒中予防および神経保護に対する即時集中スタチン療法と遅延集中スタチン療法の比較は限られています。脳梗塞急性期のスタチン投与は、インターロイ… 2024.06.17 02_循環器系
02_循環器系 経皮的冠動脈インターベンション PCI後の高齢者に対する二重抗血小板療法 DAPTの期間短縮は可能ですか?(RCTのメタ解析; JAMA Netw Open. 2024) 高齢者の経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention, PCI)後の二重抗血小板療法(dual antiplatelet therapy, DAPT)の至適期間は不明です。そこで今回… 2024.06.16 02_循環器系
05_内分泌代謝系 妊娠中のメトホルミンと小児期の神経発達転帰との関連性はどのくらい?(SR&MA; Am J Obstet Gynecol. 2024) メトホルミンは広く用いられており、特に海外では妊娠糖尿病に使用可能であり、母体の体重増加や妊娠高血圧症候群、児の新生児低血糖のリスクを低減することが報告されています(注意:日本の添付文書においては妊婦又は妊娠している可能性のある女性への投… 2024.06.15 05_内分泌代謝系20_妊婦
05_内分泌代謝系 中国の肥満成人における体重減少のためのチルゼパチドの効果は?(DB-RCT; SURMOUNT-CN試験; JAMA. 2024) 肥満は世界的な公衆衛生の問題になっており、中国は世界で最も多くの罹患者を抱えていることが知られています。持続性GIP/GLP-1受容体作動薬であるチルゼパチドは、副作用として紹介症状や体重減少をもたらしますが、肥満患者における有効性・安全… 2024.06.14 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 混合型高脂血症に対するAPOC3標的RNA干渉剤プロザシランの効果はどのくらい?(DB-RCT; MUIR試験; N Engl J Med. 2024) 混合型高脂血症患者では、中性脂肪(トリグリセリド、トリグリセライド)に富むリポ蛋白中の残存コレステロールに起因する非高比重リポ蛋白(HDL)コレステロール値の上昇により、アテローム性動脈硬化性心血管系疾患のリスクがあります。トリグリセリド… 2024.06.13 05_内分泌代謝系
02_循環器系 心不全と腎機能障害を有する患者におけるミネラルコルチコイド受容体拮抗薬の効果はどのくらい?(RCTのプール解析; J Am Coll Cardiol. 2024) 心不全(HF)の基本的な治療薬として、β遮断薬、ACE阻害薬/ARB、そしてミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MA拮抗薬)が使用されていますが、腎機能障害の併存は、しばしば救命のためのHF治療の開始や継続を躊躇させます。そこで今回は、著し… 2024.06.12 02_循環器系07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 慢性腎臓病における入院率に対する診療ガイドラインベース介入の効果は?(RCT; ICD-Pieces試験; N Engl J Med. 2024) 慢性腎臓病、2型糖尿病、高血圧(the kidney-dysfunction triad; 腎機能障害の3要素)を有する患者に対する有効な治療法があるにもかかわらず、この集団における死亡や合併症のリスクを減少させるためのガイドラインに沿っ… 2024.06.11 07_腎・泌尿器系
04_相互作用、薬物相互作用 セロトニン受容体拮抗薬を併用しているとシスプラチン誘発急性腎障害リスクは減るのか?(後向き解析; Kidney360. 2024) シスプラチンは様々ながんに対する有効な第一選択療法です。シスプラチンは催吐性が強く、その結果生じる体液量の減少は急性腎障害(acute kidney injury, AKI)リスクの一因となります。この合併症を予防するために、5-ヒドロキ… 2024.06.10 04_相互作用、薬物相互作用07_腎・泌尿器系13_悪性腫瘍
00_その他 小児期の短時間睡眠と青年期の精神病との関連性は?(コホート研究; JAMA Psychiatry. 2024) 小児期の長期間にわたる短時間睡眠は、精神病の発症を含む長期的な精神的健康に有害な影響を及ぼす可能性があります。さらに、これらの関連性の潜在的な基礎となる機序は依然として不明です。そこで今回は、小児期の持続的な夜間睡眠時間の短縮と、24歳時… 2024.06.09 00_その他30_小児30_睡眠
00_その他 リラクゼーション療法は母乳保育の成果を向上させる?(RCTのSR&MA; JAMA Pediatr. 2024) リラクゼーション介入による母乳保育の効果は?母乳保育は、乳児と母親・両親の健康を最適化するための重要な公衆衛生目標ですが、世界の授乳成績は推奨される授乳期間と排他性を満たしていません。また、授乳と精神的健康の関連性が報告されていますが、リラ... 2024.06.08 00_その他