02_循環器系 大動脈弁狭窄症でTAVIを受けた患者にSGLT2阻害薬は有効か?(RCT; DapaTAVI試験; N Engl J Med. 2025) SGLT2阻害薬は、糖尿病や心不全に対する多面的な有用性が示され、心不全ハイリスク患者への投与が広がりつつあります。しかし、弁膜症、特に大動脈弁狭窄症に対してTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)を受けた患者は、これまで大規模RCTの対… 2025.04.24 02_循環器系
01_中枢神経系 iPS細胞から作られた神経前駆細胞はパーキンソン病に効くのか?(第I/II相試験; Nature. 2025) パーキンソン病は、ドーパミン神経の脱落により運動障害を引き起こす神経変性疾患です。これまで薬物療法が中心でしたが、病気の進行を止めることはできませんでした。胎児組織を使った細胞移植治療は一定の成果を上げたものの、倫理的・技術的な問題が残り… 2025.04.23 01_中枢神経系
12_血液・造血器系 急性疾患入院患者におけるVTE予防:抗凝固薬は延長投与した方が良い?(CDSR; Cochrane Database Syst Rev. 2024) 深部静脈血栓症(DVT)や肺血栓塞栓症(PE)を含む静脈血栓塞栓症(VTE)は、急性疾患で入院する患者にとって極めて重要な合併症です。VTEのリスクは入院中に限らず、退院後45~90日間にわたり持続することが知られており、入院中のみの抗凝… 2025.04.22 12_血液・造血器系
02_循環器系 カルシウムチャネル遮断薬は40歳以上の男性の夜間頻尿と関連している?(横断研究; J Clin Med. 2021) 夜間頻尿(nocturia)は、加齢に伴い増加する排尿症状のひとつで、生活の質(QOL)を大きく低下させる要因の一つです。高血圧は夜間頻尿としばしば併存し、降圧薬の中には利尿作用や血管拡張作用を通じて排尿に影響を及ぼすものもありますが、ど… 2025.04.21 02_循環器系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 高リスク静脈血栓塞栓症の長期治療におけるDOAC減量は妥当か?(PROBE; RENOVE試験; Lancet 2025) 静脈血栓塞栓症(VTE)を発症した患者において、再発リスクが高い場合は6〜24か月の初期治療後も延長抗凝固療法が必要となることがあります。ただし、その際に使用すべき直接経口抗凝固薬(DOAC)の最適用量については明らかではありません。そこ… 2025.04.20 02_循環器系12_血液・造血器系
04_消化器系 グレパグルチドは短腸症候群の在宅中心静脈栄養を減らせるか?(DB-RCT; Gastroenterology. 2025) 短腸症候群(Short Bowel Syndrome:SBS)は、腸切除などによって吸収不良をきたし、在宅での静脈栄養(Parenteral Support:PS)を必要とすることが多い重篤な疾患です。これに対して、GLP-2アナログ製剤… 2025.04.19 04_消化器系
05_内分泌代謝系 デュラグルチド増量 vs チルゼパチド切替、2型糖尿病患者により効果的なのは?(Open-RCT; SURPASS-SWITCH試験; Ann Intern Med. 2025) 週1回投与のチルゼパチド(GLP-1/GIP受容体作動薬)は、SURPASS試験群においてHbA1cと体重の有意な改善を示し、2型糖尿病や肥満の治療薬として承認されました。一方で、すでにデュラグルチド(GLP-1受容体作動薬)を使用してい… 2025.04.18 05_内分泌代謝系
00_その他 高齢者の聴力低下に看護師主導の介入は有効か?(小規模RCT; Int J Nurs Stud. 2025) 高齢者における聴力低下は、コミュニケーションの障害だけでなく、認知機能の低下、社会的孤立、うつ症状、さらには転倒リスクの増加など、さまざまな健康問題と関連しています。しかし、聴力低下への介入は専門職に限られ、アクセスの難しさやコストの問… 2025.04.17 00_その他
05_内分泌代謝系 肥満合併HFpEF患者におけるチルゼパチドの効果はCKDの有無で異なるのか?(SUMMIT試験のサブ解析; J Am Coll Cardiol. 2025) 心不全患者の中でも、駆出率が保たれた心不全(HFpEF)と肥満を合併するケースは増加傾向にあります。さらに、慢性腎疾患(CKD)の併存は、これらの患者の予後や治療反応性に影響を及ぼす可能性があります。GLP-1/GIP受容体作動薬であるチ… 2025.04.16 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
01_中枢神経系 高齢者の慢性不眠にミルタザピンは効果があるのか?(DB-RCT; MIRAGE試験; Age Ageing. 2025) 高齢者に多くみられる慢性不眠症は、QOL(生活の質)や日中機能に重大な影響を及ぼします。しかし、ベンゾジアゼピン系薬剤の長期使用は転倒や認知機能低下のリスクがあり、非ベンゾジアゼピン系やその他の代替薬の選択が求められています。ミルタザピン… 2025.04.15 01_中枢神経系
02_循環器系 スピロノラクトン最適化中の高カリウム血症にジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム(SZC)は有効か?(DB-RCT; REALIZE-K試験; J Am Coll Cardiol. 2025) ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬 (MRA) は、心不全および駆出率低下(HFrEF)の患者の転帰を改善しますが、臨床現場ではあまり使用されていません。スピロノラクトン(MRA:ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)は、心不全治療において予後… 2025.04.14 02_循環器系07_腎・泌尿器系未分類
01_中枢神経系 心的外傷後ストレス障害におけるブレクスピプラゾールとセルトラリンの併用治療の効果はどのくらい?(DB-RCT; JAMA Psychiatry. 2025) 心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対する治療方法は限られており、新たな薬物療法の選択肢が必要とされています。そこで今回は、PTSDに対するブレクスピプラゾールとセルトラリンの併用治療(ブレクスピプラゾール+セルトラリン)の有効性、安全性… 2025.04.13 01_中枢神経系
運動・身体活動 成人における有酸素運動と減量の効果は?(SR&MA; JAMA Netw Open. 2024) 既存の診療ガイドラインで推奨されている有酸素運動の持続時間に関する現在のガイダンスは、主に個々の試験から得られたものです。このため、有酸素運動と肥満指標の用量反応関係を調べるメタ分析の結果は不足しています。そこで今回は、有酸素運動と肥満指… 2025.04.12 運動・身体活動
02_循環器系 心房細動を伴う脳内出血の生存者における脳卒中予防のためのDOAC vs. 抗凝固薬なし(PROBE法; PRESTIGE-AF試験; Lancet. 2025) 直接経口抗凝固薬(DOAC)は心房細動患者の血栓塞栓症の発生率を低下させますが、脳内出血の生存者に対する利点とリスクは不明です。そこで今回は、DOACが脳内出血の再発リスクを大幅に増加させることなく虚血性脳卒中のリスクを低下させるかどうか… 2025.04.11 02_循環器系12_血液・造血器系
02_循環器系 心血管イベント発生率に対するアトルバスタチンの長期的有用性は?(ASCOT-Legacy 20年追跡調査; Heart. 2025) Anglo-Scandinavian Cardiac Outcomes Trial(ASCOT)試験は、19,342人のCV疾患の3つの付加的危険因子を有する高血圧被験者-ASCOT血圧降下群(BPLA)-を対象に2つの異なる血圧降下戦略… 2025.04.10 02_循環器系05_内分泌代謝系
40_AI 診断における生成AI vs. 医師(SR&MA; NPJ Digit Med. 2025) 生成型人工知能(AI)は医療診断における可能性を示しているが、その診断性能の包括的な評価や医師との比較は、これまで広く検討されていません。そこで今回は、2018年6月~2024年6月に発表された”診断タスクに対する生成AIモデルの検証研究… 2025.04.09 40_AI
02_循環器系 がん関連静脈血栓塞栓症に対するアピキサバンの減量延長療法の効果は?(DB-RCT; API-CAT試験; N Engl J Med. 2025) 活動性癌と静脈血栓塞栓症に対する最適な抗凝固療法とは?活動性癌と静脈血栓塞栓症において、経口抗凝固薬の減量による延長治療が血栓塞栓症の再発予防と出血の減少に有効であるかどうかは不明です。そこで今回は、活動性がんと近位深部静脈血栓症または肺塞... 2025.04.08 02_循環器系13_悪性腫瘍
02_循環器系 起立性高血圧と集中的血圧治療との関連性は?(個人レベルのメタ解析; BMJ. 2025) 起立性高血圧は、立ち上がった後に血圧が上昇する病態であり、心血管疾患、脳卒中、腎臓病、認知障害など、さまざまな健康被害を引き起こす新たな危険因子です。また、起立性高血圧は、高齢者の全死亡率の重要な予測因子でもあるようです。個々のコホート研… 2025.04.07 02_循環器系
07_腎・泌尿器系 高齢心不全患者におけるトラセミドとフロセミドの有効性と安全性の比較(後向き研究; Pharmacoepidemiol Drug Saf. 2025) 心不全に対して一般的に使用されているループ利尿薬の実臨床における有効性と安全性の比較に関するエビデンスはまちまちであり、特に有害転帰のリスクが高い高齢者においてはその傾向が顕著です。そこで今回は、トラセミド(トルセミド)とフロセミドの転帰… 2025.04.06 07_腎・泌尿器系
02_循環器系 高リスク2型糖尿病における経口セマグルチドと心血管アウトカムとの関連性は?(DB-RCT; SOUL試験; New Eng J Med 2025) グルカゴン様ペプチド1受容体作動薬(GLP-1 RA)である経口セマグルチドの心血管安全性は、2型糖尿病で心血管リスクの高い患者において確立されています。しかし、2型糖尿病とアテローム性動脈硬化性心血管疾患、慢性腎臓病、またはその両方を有… 2025.04.05 02_循環器系05_内分泌代謝系