2022-04

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09_感染症

軽症から中等症のCOVID-19患者に対するレグダンビマブ(CT-P59)の安全性・有効性はどのくらい?(DB-RCT; Open Forum Infect Dis. 2022)

2020年初頭に始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、2021年8月現在、2億人を超える患者が確認され、少なくとも440万人が死亡しており、現在も進行中です。COVID-19に対するいくつかのワクチンが開発され、多くの国でプログラムが進行中です。いくつかの国では、ワ…
04_消化器系

プロトンポンプ阻害剤の使用と健康上の有害転帰との関連性はどのくらい?(SR&MA; Br J Clin Pharmacol. 2021)

プロトンポンプ阻害薬(PPI)の使用と有害事象の発生に関しては、コホート研究や症例対象研究で示されています。具体的には、“認知症”、”低 Mg血症”、”骨粗鬆症・骨折”、”ビタミン B12の欠乏”、”鉄の欠乏”、”間質性腎炎”、”市中肺炎”、”感染性腸炎” 等です。しかし、いずれも相関関係が示され…
02_循環器系

膵炎後糖尿病と2型糖尿病における主要有害心血管イベント、重症低血糖、全死亡のリスクは?(デンマーク人口ベースコホート研究; Diabetes Care. 2022)

膵炎後糖尿病は、膵炎の合併症として頻度が高く、血糖コントロール不良と関連することが報告されています。血糖コントロールの不良は主要有害心血管イベント(MACE)、重症低血糖、全死亡のリスク増加の要因となることから、リスク評価が求められます。そこで今回は、膵炎後糖尿病における糖尿病関連有害事象のリスク…
02_循環器系

高血圧の有無にかかわらず、ナトリウムを含有するアセトアミノフェンは心血管イベントのリスク増加と関連する?(コホート研究; Eur Heart J. 2022)

これまでの研究において、高血圧の人ではナトリウムの摂取量が多いと心血管疾患(CVD)および全死亡のリスク上昇と関連することが明らかにされています。高血圧を有さない集団におけるナトリウム摂取の影響については不明確でした。そこで今回は、ナトリウムを含有するアセトアミノフェンの服用開始者におけるCVDお…
09_感染症

SARS-CoV-2 オミクロンBA.2系統に対する中和抗体薬、抗ウイルス剤の有効性は?(基礎研究; N Engl J Med. 2022)

コロナウイルス症2019(COVID-19)の原因となる重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)のオミクロン(B.1.1.529)変異株は、世界中に急速に広がり、すでに多くの国で循環する主要な変異型になっています。2022年2月現在、オミクロン変種は4つの異なる系統(BA.1、…
02_循環器系

心不全および低ナトリウム血症を有する患者における低用量トルバプタン長期投与による腎保護効果は?(PSマッチ後向きコホート研究; ESC Heart Fail. 2021)

これまでのランダム化比較試験において、心不全患者に対してトルバプタンを30mg/日の固定用量で1年間使用しても腎臓への効果は得られませんでした。そこで今回は、トルバプタンの長期投与、可変用量、低用量の使用による腎保護効果を検討した日本のレトロスペクティブ・コホート研究の結果をご紹介します。本試験に…
01_中枢神経系

救急部での急性片頭痛発作におけるイブプロフェンとバルプロ酸ナトリウム、どちらが優れていますか?(小規模DB-RCT; Am J Emerg Med. 2022)

バルプロ酸ナトリウムとイブプロフェンは、急性片頭痛発作に伴う頭痛に有効な薬剤として知られていますが、どちらの薬剤が優れているのかについては充分に検討されていません。そこで今回は、救急外来における急性片頭痛発作に対して、これら2剤を単回静脈内投与した際の有効性を比較検討した前向きランダム化比較二重盲…
01_中枢神経系

虚血性脳卒中の初発リスクと抗ドーパミン作用の制吐剤使用に関連性はありますか?(フランス人口ベース研究; 自己コントロール研究; BMJ. 2022)

中枢性抗ドーパミン作用の抗精神病薬による虚血性脳卒中のリスクは、大規模な観察研究で、特に高齢者や認知症の人において強調されています。そのリスクは投与開始時にかなり高く、使用開始月には12倍になり、時間の経過とともに徐々に低下し、投与3ヵ月後にはベースラインまで低下します。ドーパミン受容体拮抗作用は…
09_感染症

COVID-19死亡リスクに対するイベルメクチンの効果は糞線虫症有病率の高い地域でのみ認められる(SR&MA; JAMA Netw Open. 2022)

ストロンギロイデス・ステルコラリス(Strongyloides stercoralis, 糞線虫)は、中南米、東南アジア、サハラ砂漠以南のアフリカで流行している腸内寄生虫です。ストロングロイデス過剰感染症(Strongyloides hyperinfection syndrome, SHS, 糞線…
09_感染症

COVID-19入院患者に対してモルヌピラビルは効果がなさそう(RCT; MOVe-IN試験; NEJM Evidence 2021)

COVID-19で入院している患者には、安全で有効かつ投与が容易な抗ウイルス治療法が求められており、その治療法は回復を早め、死亡率を低下させるはずである。モルヌピラビルは、β-D-N4-ヒドロキシシチジン(NHC)の低分子リボヌクレオシドプロドラッグで、SARS-CoV-2を含む呼吸器系RNAウイ…
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